内科について

内科では、風邪などの各種感染症、そして、生活習慣病(糖尿病、高血圧症、高脂血症)などを診療いたします。生活習慣病は、放置すると心臓病や脳卒中を引き起こす危険がありますので、お気軽にご相談ください。
ひとつの症状を取ってみても、この症状だからこの病気、ということはなく、複雑に複数の病気が絡み合っている場合や、環境や心理的状況が影響している場合など様々です。そのため、当クリニックでは、多角的視点から原因をつきとめ、「あなた」にとって最良となる診療を目指します。
診察の結果、より専門的な検査や治療が必要な場合は、どんな検査・治療が考えられるかをご説明し、適切な医療機関へご紹介いたします。
内科の主な対象疾患
- 風邪
- 高血圧
- 脂質異常症
- 糖尿病
- 痛風 など
当クリニックで行う内科検査
- 尿一般検査
- 血液一般検査(当日検査結果説明可能、一部後日結果説明)
- 肺機能検査
- ABI/CAVI
- レントゲン
骨粗鬆症について
骨粗鬆症とは
骨粗鬆症とは骨の量が減り、骨折しやすくなる病気です。進行すると骨がスカスカでもろくなるため、治療せずに放っておくと、日常生活のわずかな衝撃でも骨折を起こしやすくなり、生活の質が低下してしまいます。痛みなどの自覚症状が無く、年齢が高くなるほどなりやすく現在、日本人では約1,000万人以上の方が骨粗鬆症と言われております。
診断方法
1 : 骨の密度を測定するのに当院ではDEXA法という骨密度測定装置を使い、腰椎・大腿骨の骨密度を測定します。
2 : 採血をし、血液検査で骨代謝マーカー測定をします。
当院での治療方法
①薬・注射での治療
作用 | 薬剤種類 | 特徴 | 商品名 |
---|---|---|---|
骨吸収抑制 | ビスホスホネート | 骨を壊す細胞を抑える事ができ、薬の種類が多くこれが中心となってくる | ・アクトネル(月に1回の内服) |
・フォサマック(週に1回の内服) | |||
・ボンビバ(1カ月に1回の静脈注射) | |||
・ボナロン経口ゼリー(週に1回の内服) | |||
・ボナロン点滴(1カ月に1回の点滴) | |||
SEAM(サーム) | 閉経後骨粗鬆症に使われる50~70代の女性に使われることが多い | ・ビビアント(1日1回1錠内服) | |
デノスマブ | 骨を壊れにくくする作用 | ・プラリア(半年に1回の皮下注射) | |
カルシトニン | 疼痛・除痛効果が高い | ・エルカトニン(筋肉注射) | 骨形成促進 | 副甲状腺ホルモン薬 | 骨を作る機能を促進する | ・テリボン(週に1回の皮下注射を2年間 ※一生において2回) |
その他 | ビタミンD | カルシウムの吸収を促すビタミン | ・アルファロールカプセル |
・エディロールカプセル |
②食事療法
骨を強くするためには、カルシウムやビタミンDをしっかり摂ることが大切です。
他にもビタミンKやたんぱく質の摂取も必要です。
- カルシウム:魚介類(干しエビ・しじみ) 大豆製品(納豆・木綿豆腐)
- 乳製品(牛乳・ヨーグルト) 野菜・海藻類(ひじき・小松菜)
- ビタミンD:魚類(サンマ・カレイ・鮭) きのこ類(干しシイタケ・きくらげ)
- ビタミンK:野菜類(小松菜・ほうれん草) その他(納豆・鶏もも肉)
- たんぱく質:ごはん・そば
スナック菓子やアルコール・コーヒーなどはカルシウムの吸収が悪くなりやすいので摂りすぎに注意しましょう。
③運動療法
毎日の適度な運動は骨を丈夫にします。特に日光を浴びながらの運動は体内でビタミンDが作られるので、ウォーキングや柔軟体操などの軽い有酸素運動が良いとされています。
自分の体調や体力に合わせて無理のない範囲で習慣化しましょう。
二次性骨折予防継続管理料3 について
当院では骨粗鬆症治療を積極的に行っており、「二次性骨折予防継続管理料3」の施設基準に適合した医療機関として認定されております。
DEXA法という骨密度測定装置を用いて腰椎、大腿骨の骨密度測定を行っております。近隣医療機関と連携し、骨粗鬆症治療の継続をいたします。